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顎関節症

顎関節症

まだ解明されていない部分が多いのが顎関節症です

顎関節症とは、何らかの原因で顎関節とその周辺組織に位置の異常が起こる病気です。
左右どちらかだけに起こることが多く、その程度には個人差がありますが以下のような症状が挙げられます。

1. 顎が動かしにくく、口を小さくしか開けられない。
2. 口を開けたり閉じたりすると、関節部分から音(クリック音とも呼ばれます)が鳴る。
3. 顎の関節や筋肉が痛む。

以上が顎関節症の三大症状といわれるものですが、さらに首や肩のこり、頭痛、めまし、耳鳴り、手足のしびれなどの症状も誘発する場合があります。
若い女性に多く見られ、ここ十数年でさらにその数が急増しています。ただその原因はよくわからない部分が多くあります。

顎関節症の原因はわからない?

かつて行った虫歯治療の際の、金属やプラスチックの詰め物・被せ物が原因であったり、親知らずや虫歯のために噛み合わせが悪くなっていることが原因になっていることもあります。

噛み合わせによる顎関節症は、状態が悪いにもかかわらず無理をして噛んでいたり、歯軋りや頬杖をついたりする癖によるものが考えられます。

いずれも顎に余計な負担をかけていることが原因ですから、ストレスや心配事から歯を食いしばるといったことも要注意といえます。

また顎関節症と間違えやすい症状というものもあります。

  • 神経血管性の頭痛
  • 智歯周囲炎
  • 耳下腺炎による炎症
  • 骨折の既往症などの外傷
  • 慢性関節リウマチなど

これらは顎の周辺まで痛みを生じることがあり、顎関節症と混同しやすいものです。
もちろん症状や経過をはっきりさせ、医院できちんと検査をすれば顎関節症か否かは区別できます。

顎関節症を治すには

まずは歯の治療と、症状の緩和

軽度であれば自然におさまってしまうこともあるのが顎関節症です。といって放置すればよいというものではありません。
もし悪化すれば食事や会話に齟齬を生じるために心身への影響が大きく、めまいをはじめとする全身の症状を誘発しますので油断はできません。

顎関節症の治療にあたっては、まず考えるべきことは歯の噛み合わせです。噛み合わせが悪いために顎に負担をかけている可能性を考え、歯の治療をきちんと行いましょう。
同時に痛む部分を温める(または冷やす)、炎症を抑えるお薬を投与する、抗不安薬などでストレスを軽減するといった方法が考えられます。

マウスピースを使ったスプリント療法

歯列を覆う「スプリント」と呼ばれるマウスピースを使うことで、顎の筋肉のバランスを整え、顎にかかる負担を軽減する方法があります。
顎関節症の治療法としてはポピュラーなものです。当院では、この療法を顎関節症の治療としてはメインに行なっております。
これでも改善が見られない重度の場合は、顎関節に外科手術を行うことも検討していきます。

顎関節症のセルフケア

お薬やスプリント、また歯列の治療を使って症状を緩和させたとしても、その原因が歯軋りなどの癖や日々のストレスにある場合、また再発してしまいます。
その場合は、ご自分で顎関節症を予防するセルフケアを行うことが大切です。

  • 大きく口を開けないようにする
  • 長時間の会話は控える
  • 硬いものなど、長時間噛む食べ物は控える
  • 姿勢をよくする
  • 電話の際に、受話器を肩と顎ではさむようなことをせずきちんと手で持つ
  • 低い枕を使う